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Author:ひいら
『カードヒーロー』を
愛してやまないプレイヤーの一人。
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このブログは、
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こけすかし

以下の2枚のカードを比べてみてください。
どちらの方が強いでしょうか。
原則として攻撃力が大きい方が強いとします。

カードA:攻撃力
特殊能力なし

カードB:攻撃力
山札が0枚以上の時、このカードの攻撃力を2上げる

カードBに書かれている「山札が0枚以上」とは、
どんな時であっても満たされる、いわばないに等しい条件です。
(山札の枚数が負の値や、虚数の値を取ることはあり得ないため。)
よってカードBに書かれた特殊能力は常に効果を発揮し、
攻撃力は3+2で攻撃力5扱いになります。

ということは元から攻撃力が5ある
カードAと同じ強さを持っていることになるはずです。
ですが、実際はカードプールに存在する他のカードによっては、
カードAとカードBの強さには差が生じてきます。

<ア>「カード1枚の攻撃力を3上げる」カードがある場合
このカードに関しては全く違いはありません。
どちらも攻撃力が5から8へと変化するだけです。

<イ>「カード1枚の攻撃力を2倍にする」カードがある場合
アの場合と同じく、現在の攻撃力である5を2倍し、
どちらも攻撃力が5から10へと変化します。
ですが、次の場合は様子が変わってくるようです。

<ウ>「カード1枚の元々の攻撃力を2倍する」カードがある場合
遊戯王でいうところの「巨大化」ですね。
(MTGの「巨大化」ではありませんので誤解なきよう)
この場合、カードAの攻撃力は5から10へと増加しますが、
カードBの攻撃力は、元々の攻撃力を基準に2倍され
攻撃力3×2の6。そしてカードBの能力で2足して、
最終的に攻撃力8になります。差が出てきました。

<エ>「カードの特殊能力を無効にする」カードがある場合
カードAは影響を受けないため攻撃力5のままですが、
カードBは特殊能力を無効化されてしまうため、
攻撃力が3に減ってしまいます。カードBの不運は続きます。

<オ>「カードの効果による数値の増減を逆にする」カードがある場合
遊戯王でいうところの「あまのじゃくの呪い」。
カードAには特殊な効果がかかっていないので攻撃力は5のまま、
カードBは「攻撃力を2上げる」効果がかかるはずのところが、
逆転処理によりカードBは「攻撃力を2下げる」効果を受けることになり
攻撃力は3+(+2)×(-1)=1になってしまいます。

カードBが不憫に見えてきましたが、
絶対的にカードBが不利なわけではありません。

<カ>「カードの効果による数値の増減を2倍にする」カードがある場合
この場合は影響を受けないカードAは攻撃力5のままですが、
カードBは攻撃力増加の効果が増幅され、
攻撃力は3+(+2)×2=7となります。

これらの違いは何故生じたのでしょうか。下の図を見てください。
基礎+特殊能力
カードの強さは、この図のように、
基礎となる能力に、特殊能力を上乗せした合計値になります。
図でいうところの赤枠にあたります。

カードAはこの図の基礎能力が高く、というか全てなのに対し、
カードBは基礎能力が低い代わりに特殊能力がつくことで
カードAとほぼ同等の総合能力を持っています。

そして、他のカードの効果が
この赤枠内のどの部分にどのように作用するかが、
カードAとカードBの明暗を分けています。

<ア>と<イ>の例では、カードの能力全体、
図で言うところの赤枠に対して働きかけています。
この場合は前述した通り、カードAとBに差は生じません。

<ウ>はカードの基礎能力に働きかける例です。
この場合は基礎能力に倍がけというプラスの効果がかかっているため、
より高い基礎能力を持っているカードAに軍配が上がりました。

<エ>と<オ>は働きかける場所も違えば、内容も異なります。
これらの例は、特殊能力にマイナスの作用を与えた場合に相当します。
この場合はプラスの特殊能力を持っている
カードBが不利になるのは当然の理。

逆に、<カ>は特殊能力部分にプラスの作用を与えた場合です。
結果としてこの場合はカードBの方が有利に働くことになりました。

まとめます。
基礎能力プラスの作用を及ぼすカードが(多く)存在するならば、
基礎能力に特化したカードが有利である。
基礎能力マイナスの作用を及ぼすカードが(多く)存在するならば、
基礎能力に特化したカードが不利である。
特殊能力プラスの作用を及ぼすカードが(多く)存在するならば、
特殊能力に特化したカードが有利である。
特殊能力マイナスの作用を及ぼすカードが(多く)存在するならば、
特殊能力に特化したカードが不利である。

要はこういうことだったわけです。
自分の得意分野に追い風が吹くか、向かい風が吹くか。










さてさて、では<ア><イ>のように基礎能力、特殊能力を区別せず
総合能力に働きかけるカードしか存在しない環境で
優劣をつけることができるでしょうか。



…実は、あるのです。決定的な差が。
そして、強いのはカードBの方です。

ここまでは数学的な話で進めてきましたが、
この理由を説明するのは数の力ではありません。
もっと、人間科学に近い領域です。

今、あなたの陣営に、攻撃力4のカードがいるとしましょう。
そして相手の陣営にもカードが1枚置かれています。

そのカードがカードAだとしたらどうしますか。
攻撃力4のカードで攻撃力5のカードに挑んだところで
返り討ちされてしまうので、攻撃をしかけることは絶対にありません。
4対5                    4対3
ですが、そのカードがカードBだったら?
あなたが完全無欠な思考を持つコンピュータのように振る舞うならば、
先ほどと同様、実質攻撃力5を持つカードに
攻撃をしかけるような愚行はしないでしょう。
ですが、私たちは人間です。みかけの攻撃力3で早とちりし、
無謀にも攻撃をしかけるということがありえます
言い方を変えましょう。絶対にないとは言いきれないのです。

また、カードBの効果が常に有効となってはおらず、
効果が発揮されない時と発揮される時があるならば
不注意でミスを犯す可能性はより高くなります。
このことは、かなり極端な事例を挙げるならば、
たとえ90%の状況下でしか攻撃力5にならないカードBであっても、
必ず(100%)攻撃力5を持つカードAよりも強い
という可能性すらあるかもしれません。

マイナスの能力を持っているカードの場合も同じです。
相手陣に、見かけの攻撃力は5だけれども、
特殊能力で実質の攻撃力は3しかないカードがあったとして、
本来ならば攻撃力4のカードで攻撃をしかけるべきなのに、
額面の数字に騙されて攻撃をし忘れるということがあり得ます。

このように、人間によって思考され、プレイされる限りにおいて、
額面の数字だけでなく、特殊能力を持ったカードというのは
ただそれだけで強い可能性があるのです。


これは、人間が思考する際に
短期記憶の組み合わせを用いることに起因しています。
人間が短期記憶として覚えていられるのは6~9項目程度しかなく、
基礎能力のみを持つカードは思考に組み込まれる時に
短期記憶のメモリを1つしか食わないのに対して、
特殊能力を持つカードは、思考に組み込む際に
短期記憶のメモリを1つではなく2つ消費します。

そして、油断というか、メモリがオーバーした時に
それはミスという形となって現れます。
このミスをどちらが誘発しやすいかと言われれば、
当然メモリを多く消費する特殊能力持ちということになるわけです。


以上、長くなりましたが
カードの基礎能力と特殊能力にまつわるお話でした。
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コメント

こけすかし?

どういう意味なんだろう?

コメントありがとうございます

>しんえもんさん
こけすかし(虚仮透かし)とは、語の響きからわかるかもしれませんが、
「虚仮脅し」+「肩透かし」の組み合わせで
虚仮威し(こけおどし)の反意語に近い造語です。
わかりにく単語でごめんなさい。

虚仮威しとは逆に、
実力より弱く見せることで相手の不用意な攻勢を誘うための行動、態度
といった意味合いで使っています。
今回の記事中のカードBのことを指しています。

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